だいぶ長いことこっちの記事を放置してました。小田急ファンの皆様申し訳ございませんでした。
小田急では、登場から25年程度を目処に、車両のリニューアル工事を行っています。
そんなリニューアル工事を行っている車両は、1000形通勤車両と30000形ロマンスカーEXEです。今回はそんな小田急のリニューアルがどのようなものなのか紹介しようと思います。
1000型のリニューアル
小田急の中でも中の人が特にお気に入りの車両、1000形。
1986年にデビューし、小田急全線のみならずかつては地下鉄千代田線にも乗り入れを行っていました。現在は千代田線への乗り入れは行っていませんが、小田急のすべての路線で、各駅停車から快速急行までフレキシブルな活躍をしています。
そんな1000形もデビューからすでに25年を迎えており、よりほかの新型車両と遜色ないアコモ(車内インテリア)や、環境にやさしい車両ににするためにリニューアルを行っています。
このリニューアルによって大きく変わった部分は数えればきりがないですが、大きく分けてこのような違いがあります。
- GTOインバータからより省電力なフルSiCインバータへの交換
- 車内のドア上に液晶ディスプレイの設置
- 車内に車椅子スペース設置
- 車内の配色の変更など
このような大きな変更が行われています。
これはあくまでも一例なので、他にも探せばどんどん出てきます。
逆に原型をとどめてる部分がほぼないです昔に比べてだいぶ大掛かりなリニューアル工事です。
ちなみにリニューアルされた車両の中には、もともと別々の車両だったものをくっつけて、運転台だった部分を改造して普通に席のあるスペースにしました。
中から見ると差はわかりにくいのですが…
外から見れば一発でわかります。ダサいなぁ…
ちなみにこのような改造を施されたのは1000型の10両リニューアル編成のうち、1095F、1096Fが該当します。
しかし、1000型はリニューアルが行われてる傍ら、すでに廃車が発生している形式でもあります。
6両編成の電車は今後なくなることが予想されます。また、4両も今残っている未更新車両はたぶん全部消えるものと思われます。記録したい方はお早めにどうぞ。
ロマンスカーEXEのリニューアル
小田急の中で唯一ブルーリボン賞を受賞できなかったという不名誉を持っている30000型ロマンスカーEXE。
座り心地はいいのですが、展望席がついていないという点で、残念な鉄道車両の一つになります。
そんなEXEも1996年にデビューしてから、まもなくこちらも25年が建ちます。
また、他のロマンスカーと違い、既存車両はデザインを岡部憲明氏ではない方に依頼をしてるため、ほかの車両との車内インテリアのギャップがかなり激しくなっています。
そのため、2017年からリニューアル工事を行っております。もちろんデザインはほかのロマンスカーと同じ岡部憲明氏の手によってデザインされました。
EXEの売りでもあった他のロマンスカーに比べて座り心地の良い座席のクッションは残し、モケットの張替えやコンセントの設置(30051F,30251Fを除く)が行われました。ただし展望席はついてません。こんなやつがロマンスカー名乗っていいのか?
ちなみに2021年8月現在、原型のEXEは2本だけ残っております。しかしながら改造後のEXEαと共通運用になっているので、未更新を狙って乗るのはかなり難易度が高いです。乗るとするなら2〜3日前からの運用を調べてから乗ると効果的です。ただし、大野に入る運用には注意が必要です(実際中の人もそれに被爆したことがあります)。
未更新のEXEは近いうちに全編成の更新工事が完了するものと思われます。記録はお早めに。
さて、少し短いですが今回はここまで。廃車に関する情報は廃車された時期ごとのブログでご案内します。
次回は複々線完成後〜2019年までの動きを見ていきます。