TS583/583系の旅日記

旅と金に飢えてる高校生

デビュー当日!特急「湘南」一番列車 乗車記

 185系が踊り子号から離脱し、湘南ライナーが引退してから最初の平日。私と185系ラストランに同行した友人は…

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早朝の藤沢駅

再び藤沢駅にいた。

何より今日は東海道線の新しい東海道線特急「湘南」がデビューする日なので来ています。

特急湘南の車窓から

 

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特急湘南2号 特急券

ダイヤ改正から始まった東海道線特急のえきネットチケットレスサービス。

現在「東海道線えきネットチケットレスサービススタートキャンペーン」と題し、9月までの期間限定で、通常100円引きになるところを300円引きになるキャンペーンが実施されています。

藤沢から東京までは距離計算でギリギリ50キロを超えてしまうため、特急料金は通常1020円。しかし、このサービスを使うことで特急料金は720円になります。

どっちにしろライナーより高いじゃねーか。

 

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藤沢駅1番ホーム発車案内

電光掲示板には特急湘南本日デビューの文字が。ただ、全部見ましたがそこまで歓迎の意が込められてない気がします。あ、そっかもともと藤沢って特急ロマンスカー全部止まってましたからね。

しかし今回の改正で藤沢駅には特急専用ホームが設置され、より上野駅(16・17番線)や大阪駅(11番線)のような都会のど真ん中にあるターミナル駅に近づくことができるようになりました。藤沢は田舎とか言ったやつ正直に名乗り出ろ。

 

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特急「湘南」 案内

しかし1番列車の2号と4号、10号、12号、最終の14号は通常の通勤電車と同じ3番ホームから発車します。

今回は1番列車ということで2号に乗ります。

ちなみに2号は今回の改正で新たに設定された平塚始発の列車で、この列車と14号以外は基本的に湘南ライナーの既存の時刻を受け継いでいる感じになります。

ただし、10号は貨物線ホーム発車だったものがこちらの旅客線ホームに移動となります。

ですが、大船手前で貨物線に転線するという少し特殊な運用を行っており、だいぶ面白い運用になっております。乗ったことないし乗る気もないけど。

  とりあえずホームに降りて湘南号を待ちます。今回乗車するのは3号車。フリースペースがついているので、通勤時間でちょっとした旅行気分の味わえる座席になっています。ちなみに藤沢駅の3号車(9両編成)の乗車位置は乗り換え階段の目の前にあるので、通行の妨げになるべくならないところで待機しましょう。

 

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サンライズ 通過

湘南の前に寝台特急サンライズエクスプレスが通過。こちらは中には950キロ近い旅路をしている中で、これから乗る特急「湘南2号」は、始発駅から終着駅までの運行距離はわずか63.8キロしかありません。しかし上には上がいるらしく、九州を走る特急「かいおう」号は、わずか47.4キロ。首都圏を走る特急「はちおうじ」も、47.4キロしかありません。しかし過去には距離30キロにも満たない特急が走ってたそうです。特別急行とは。

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3072M 特急湘南2号 東京行き


 やってきました1番列車。当たり前ですがE257系2000番代で充当されています。

ちなみにこのE257系は0番代(中央線特急)だった時代に、中央線内の車両基地確保のために一部の運用で「おはようライナー新宿」、「ホームライナー小田原」として5年ほど走ってました。なおさら特急化した理由がわからないね。

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湘南号の車内

いざ乗車。なんと一番うしろを取ったと思ってたのですが、えきネットの表示のバグで、一番前になってました。使えんやつだ。

唯一の救いはフリースペースがついていること。横浜通過はここで見ようかな。

ちなみに14両編成の場合、貫通幌はつながっているのですがなぜか乗客の連結面の9号車と10号車の移動はできません。そのため、フリースペースを利用したい場合は、9両の方を利用しないと使えません。というかなんでせっかくつなげたのに乗客は通れないの。教えて尺束の偉い人。

 

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大船到着

貨物と並走しながらお隣大船駅に到着。この駅を出発すると次は東京都港区の品川駅です。戸塚・横浜・川崎は通過します。

 

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朝ごはん

朝ごはん♪

今回は母が作ってくれたサンドイッチをいただきます。

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戸塚通過

戸塚通過。車内はだいぶ静かです。ですが185系のように窓は開けられません。換気機能が著しく悪くなった気がします。気がするだけです。実際は空調設備でしっかりやってくれてるので安心してください。

フリースペースをこれから使おうと思います。ちなみにフリースペースには音鉄と思しき人がいました。

 

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相変わらずの高速度で横浜通過

横浜通過。通勤快速なき今、横浜を通過できるのは京急のWing号とこの湘南号のみです。しかしWing号はカーブの関係で30キロくらいまで速度を落として通過するので、横浜に何らかのストレスを抱えてる方は特急湘南に乗ることをおすすめです。本当に爽快です。しかし通過できる特急湘南はわずか3本しかいません。貨物線を走行する場合は横浜駅を通りません。詳しいルートは日テレさんが空撮しているので、ぜひ見てみることをおすすめです。


”特急湘南10号” 空から実況してみた! 藤沢~品川

 

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川崎通過

続けて川崎駅を通過。ここをすぎれば多摩川を渡って東京都に入ります。4日ぶりに再び神奈川県を脱します。

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多摩川を越える

多摩川を越えます。

 

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品川駅到着

品川駅到着。これで30分近いノンストップを終えたことになります。

とりあえず再び自席に戻ります。

 

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東京到着

それから特に話すこともなく、終点東京に到着。向かいにはなんかいました。

ちなみに1番列車に乗車しましたが、記念放送的なものはなく。普段通りの感じになりました。

乗車した感想

さて、結構ボロクソ言ってきたこの特急湘南の感想ですが。

正直に言います。通勤特急としての設備には不十分だと感じました

まず座席周りですが、コンセントが少なすぎます。改造とはいえ、この列車のデビューは令和。令和時代に作られた車両なのに窓側にしかコンセントがついていないのはどうかと思います。

でも観光需要を考えれば、コスト削減の観点で窓側にのみコンセントを配備して、隣りに座ってる友達と延長コード使ってシェアしてねってなればいいかもしれません。ですがちょっとまってください。こいつは「通勤特急」です。今の時代PCというビジネス必需品があるにも関わらず、それが使えるのも窓側のみ。どう考えてもコンセントが少なすぎます。

ライナーであればまだいいですが、特急だと設備不十分感が否めません。

次に料金体系ですが、ライナー時代は定額制でどこから乗っても520円で座れたのに対し、特急化で1020円と500円も跳ね上がりました。今までのライナーでもモーター音がうるさかったり、便によっては知らない人と向かい合わせになったりしてましたが、それでも着席保証という観点で言えば相当使いやすかったはずです。しかし、値上げしたことでふと乗りたくなったときに値段が高いため諦めたくなるという人も少なくないはずです。

また、同一のスワローサービス料金を取っている「あずさ」や「ひたち」には、すべての座席にコンセントがついている一方で、この列車には窓側にしかコンセントがついていません。同一の特急料金を取るくらいなら設備だけでも揃えてほしい気はします。スワローあかぎソンナモノシラナイナー

 

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お見送り

とりあえずいい感じにネタがつきたので今回はここまで。最後のほうがだいぶ雑になりましたが…まぁいいでしょう(よくねーよ)。

ご覧いただきありがとうございました。