展望席前座 改札外
VSE引退が迫る1月某日。我々はあるものをインターネット予約サイト、eロマンスカー上で見つけてしまった。引退を3ヶ月前に控えながらも、相模大野から藤沢までのVSEの後面展望席、しかも一番うしろが空いているのです!
もうこれは乗るしかないそうするしかない!というわけで、VSEの後面展望を難なく確保。乗る日が待ち遠しくなりました。
部活終了後の相模大野。
ここでいつものK.Tと合流です。
合流したはいいものの、発車まであと2時間ほどあります。要はその間暇なわけです。
今回乗車するのはホームウェイ83号藤沢行きです。
そんでもってロマンスカーなんて7月のEXE以来半年ぶりに乗ることになるわけです。要は特別な乗車になるわけです。しかも暗闇とはいえ後面展望を取れたわけです。プチ贅沢ぐらいしたって問題ないわけでして…
というわけでやってきました、相模大野駅とペデストリアンデッキで繋がっている商業施設「ボーノ相模大野」内にあるLIFE。ここで飲み物を買うことにしました。写真はなかったので、ペデストリアンデッキで撮影したブレッブレのVSEの汚写真です。いかんせん1月なので寒かったです。えぇものすごく。今の暑さからは考えられないです。
ちなみになお話なのですが、私炭酸飲料が子供の頃から苦手なんです…
シュワシュワ~としたあの感触が舌に乗るとちょっとした痛み?が走るんですよ。それが苦手で飲めてません。以上誰得情報でした。
飲み物も買うなら食べ物もいるよね〜
というわけでVSEより少し早く小田急沿線から撤退するパン屋さん「HOKUO」。今年の2/28を持って、沿線からの撤退が発表されました。
なので、VSEの車内でHOKUOのパンを食べる。これを特急券を買ったときからやりたいと思ってました。
あとは暇つぶしがてら初めて相模大野のビックカメラに寄りましたがめっちゃすっきりしてました。藤沢は何階に何があるのかわからないのでね…
まぁその分品ぞろえは少なそうですが、その辺お隣の町田とうまくやり取りしてるのかな?
ちなみに上にあるのはビックカメラの相模大野店を擬人化したビッカメ娘の「さがみたん」。ビックカメラでは、このビッカメ娘プロジェクトを現在絶賛進行中だそうです。
設定としては藤沢店の「藤沢たん」と仲いいそうですが、何度も媚を売りながらいまだにTwitterフォローされてない藤沢店に対し、相模大野店は何も買っていないにも関わらず1回暇つぶしで訪れたことをツイートしただけでフォローしてもらえました。
この時心の中でひっそりと、次の買い物は相模大野にしようと誓った中の人であった。
展望席前座 夜鉄
さて、発車までまだあと1時間ほどありますが、ここでもう改札に入ります。とりあえず夜鉄大好きK.Tが夜鉄したいそれだけの入場です。
まずは2000型各駅停車新宿行き。通学ではよくお世話になりました(今は時間が合わず2000型には会議とかがない限り残念ながら乗れません)。
ホームウェイ81号片瀬江ノ島行き。片瀬江ノ島に向かうロマンスカーとしては改正前は唯一展望席を備えた車両による運用でした。
やはり、駅に入ってくる電車はかっこいい。
はこね38号新宿行き。折返しホームウェイ85号に入る運用です。
…正直私は夜鉄、苦手分野に入りますね。見る分にはかっこいいのですが、いざ撮るとなると、やっぱりブレにブレる。そう、上の写真のように…
後面展望からの眺め
さて、前座はこんなものにして、やってきました。50000型VSE。本日の帰宅電のホームウェイ83号藤沢行き。
幻の後面展望を押さえることに成功した我ら勝ち組が乗り込みます。
学校では負け組扱いしてるクラスメイトたちよ、貴様らは一旦スマホの画面から離れてみることをオススメするZe。
相模大野を発車。快調な滑り出しで相模大野脇の車両基地を過ぎ去ります。
ロマンスカーは最高時速が110キロ、快速急行でさえそこそこ飛ばす江ノ島線を爆走します。本線は本数が多い分そこまで速い速度を出すことはありませんが、江ノ島線は20分に1本の快急と10分に1本の各停のみの運行のため、先行を気にせず走行できます
いつも止まっている、というかホームが狭すぎていつも30秒くらい足止めを食らっている中央林間を通過。改良工事早く終わってくれないかな…
田園都市線からの乗り換え客でごった返す駅を高速度で通過する様子はとても爽快です。
大和です。ここで相模大野で購入したパンを頂きます。美味しいです。美味しかったことは覚えていますが8か月近く前の話なのでどんな味だったか覚えてません。
大和発車。
書いてる途中で思い出しましたがこれってホームウェイなんですよ。つまり通勤特急なんですよ。
観光向けに作られた車両が通勤特急に入ってる時点で相当珍しいですが、さらに展望席も備わっている時点で珍しさ★★★★★ですよね?
まぁ運行開始から長いこと臨時以外では江ノ島線への乗り入れは行われていなかったので、駅に置かれてたロマンスカー時刻表の料金欄でサルーンの項目に藤沢が出てきたときの衝撃はとんでもなかったですね…(笑)
湘南台通過。江ノ島線で一番の新参の癖に快速急行も止まる小田急一調子に乗ってる駅です。
そんな調子に乗ってる駅をなだめるかのように滑らか〜に通過していきます。速度は速くないですが爽快です。見てるか湘南台民よ。貴様らはわれら藤沢駅ユーザーには勝てんのだ。ワハハハハハwww
そんなどうでもいいことをしゃべりつつ、列車はGSEを使った特急えのしま2号とすれ違い。
相模大野で撮ったホームウェイ81号の折り返し運用です。
当時は展望席着きの車両は、運用が同一のものにされており、このえのしま2号にもVSEが入ることがよくありました。なので、江ノ島線内でVSE同士がすれ違うこともよくありました。
ちなみに、すべての列車が一旦喜多見の車庫に引き上げる必要があったため、本厚木始発のモーニングウェイ70号も喜多見から送り込まれていました。
ちなみにちなみに毎朝乗ってた列車がこのモーニングウェイ70号の送り込みと途中ですれ違うので、登校時刻遅らせてでも引退までVSEでの運用日は毎日撮ってました。
さて、藤沢駅手前のJR線を跨ぐ橋梁を通過中。藤沢駅の乗換案内で、小田急線の片瀬江ノ島方面の乗換案内だけやるもんだと思っていたら、「快速アクティー」の案内が流れてびっくり!こういう小さな配慮からも、旅するお客(この列車は通勤客ばかりですが…)のためにそれぞれの社員ひとりひとりが誇りを持って接客しているということがよくわかりました。
さて、名残惜しいですが、終点藤沢到着。この列車は折返し喜多見の車庫まで回送され、この日の運用は終了です。
ちなみにこの運用が、3/11の50002F最後の定期運用となっておりました。
後面展望を堪能した感想
さて、今まで忘れていた乗車した感想ですが。後面展望は後面展望で、前面とは違った新鮮味を感じることができました。
前面展望は景色に吸い込まれるような感覚に陥りますが、一方で後面展望は後面展望で過ぎ去りゆく景色や線路に旅情や哀愁を感じましたね。
普段から使っている路線ですが、特急列車の後面展望となれば、見える景色がだいぶ変わっているように感じました。前面展望ばかり注目されがちですが後面展望も意外とおすすめです。
ちなみに片瀬江ノ島まで向かう展望席ロマンスカーに乗る場合、藤沢駅で方向転換するため、後面展望と前面展望両方を楽しむことができます。しかもあまり需要も多くないので1両まるっと貸し切り!なんてこともよくあります。ぜひ江ノ島線に展望席付きのロマンスカーで入るときは展望席を狙ってみてはいかがでしょうか?一番前はすいてることがあまりないですが、藤沢からなら繁忙期でも開いてることが多いのでぜひ乗りに行ってみてください。そして藤沢に金を落としてください。
というわけでお久しぶりの旅行記ブログでした。VSEネタというちょい懐かしめのネタでお送りしましたがいかがでしたでしょうか?少しでも乗った気分になれば私としてはうれしい限りです。
ここまで見ていただきありがとうございました。さて、そろそろ新潟編も書き始めるとするか...