TS583/583系の旅日記

旅と金に飢えてる高校生

複々線完成から現在までの小田急の動き #3

お久しぶりです。旅行記よりこっちの方が先に出ることになりました。

 

3月にダイヤ改正を迎えてから、小田急沿線には多くの鉄道ファンが写真撮影に明け暮れてる日々を迎えました。

彼らのお目当ては新型の70000型GSEと、新たに運行を始めた日中の準急、そして何より彼の存在です。

小田急ロマンスカー7000型LSE 定期運行離脱と2本目のGSE運転開始

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7000型LSEの引退

 

小田急からも公式に発表されていた3代目小田急ロマンスカーLSEの引退。

展望席付きロマンスカーとして、VSE以上にロマンスカーらしさを演出していました。

そんなLSEも、2018年7月10日、GSEに後を譲る形で定期運用を離脱。1980年から走り続けたロマンスカー三兄弟(中の人がつけたロマンスカー最初に作られた3形式のあだ名)の末っ子は、長男SEからいだき続けた新宿〜小田原60分の夢がかなった小田急を見てからの引退となりました。

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その後、特別団体臨時列車としてさよなら運転を行った後、10月の小田急ファミリーフェスタで最後の展示をしてから相模大野に回送され、廃車になりました。

ちなみに、入れ替わりで2本目のGSE、70052Fが運転をはじめました。

3664F,3663Fの3082F,3083F化

2018年の12月に3664Fに新たに2,3号車を組み込み、8両編成から10両編成に変更した3082Fが、2019年2月にも同じような感じで3663Fが3083Fとなり、10両編成の本数が増加しました。

これはおそらく2019年に予定されている各駅停車の10両化に向けたものと思われます。各駅停車から快速急行までのすべての種別を10両編成で走らせることができれば、遅延時にも混乱を生むことなくスムーズに回復させることが可能となります。

2019年小田急線全線ダイヤ改正

今回の改正は、昨年の完全な白紙改正で浮き彫りになった問題点をテコ入れする感じで改正しました。

まずは代々木八幡駅の10両対応化工事と新宿各停の10両運転の開始です。

 

そして、駅の設置から利用客が右肩上がりを続ける小田原線開成駅に急行が停車を開始、しかし快速急行は通過しますが新松田で快速急行から急行に化けて、開成駅に停車します。某名古屋の赤い鉄道なら特別停車にしてたはずですが…

そして、夕方に設定されている経堂駅を通過する急行の通過する時刻をこれまでの18:00~終電までだったのを18:00~21:00までに変更。より経堂駅を使いやすいダイヤに設定されました。

そして、北綾瀬駅の10両編成乗り入れ対応工事完了に伴い、千代田線に乗り入れていた綾瀬行きの電車の一部を北綾瀬行きに変更。車両基地への運用もやりやすくなりました。

新型通勤電車5000型の導入決定

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12年ぶりの新型車両「新5000型」のデザイン

 

2019年4月26日、小田急電鉄は12年ぶりの新型通勤電車5000型の導入を決定したと報じました。

小田急では初めてすべての車両にフリースペースを設置し、1000型のリニュアル車同様にフルSiCインバータを使用した新型車両です。

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座席の生地はオレンジ色になり、床は木目調のデザインで、とてもぬくもりを感じられる車内になっています。

また2000型以来途絶えていた拡幅車体を採用。車体幅はNHE車こと2600系以来地上専属車両の車体幅であった2950ミリを採用し、小田急ファンからの期待も高まる一方でした。

この車両は、日本車輌川崎重工業総合車両製作所の3つの会社がそれぞれ持つ特許を組み合わせて作り上げたため、独特のデザインとなっております。

 

8264F 本厚木〜愛甲石田間で乗用車と衝突

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写真引用元 産経新聞

 

2019年6月19日14時55分頃、快速急行小田原行きとして走っていた第3033列車(恐らくですが…)が、本厚木〜愛甲石田間で踏切内に立ち往生していた車と衝突。小田原より先頭の8564号車が脱線し、車も大破する大事故になりました。車を運転していた人は線路から脱出しており、乗客のけが人も出なかったのが不幸中の幸いでした。

この影響で小田急は秦野〜本厚木間が終日運転見合わせになり、翌朝の始発まで運休することになりました。

小田急にとっては、1991年に発生した2600型が土砂崩れに巻き込まれて、脱線した以来の大掛かりな事故になりました。

 

さて、今回はここまでです。

次回は2020年のダイヤ改正や、新型車両5000型の登場とそれによる車両の置き換えなどをご案内します。いよいよ通勤型の技術の陳腐が目立っていた小田急が大きく変わろうとする時代へと突入していきます。